子ども・教育

【中学受験】勉強中のBGMや雑音は効果ある?研究を調べて、Sunoで勉強用の曲を考えてみた

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「音楽や雑音があったほうが、勉強が捗る」と聞いたことはありませんか? 中学受験の勉強を見ていると、BGMや音をどうするか、気になります。

そこで、勉強中の音楽・雑音の研究を調べて、まとめました。さらに、Suno AIで作ってみたい勉強用BGMも、10個考えました。

先に結論(3つ)

  1. 歌詞のある音楽は、読解や暗記の妨げになりやすい(研究が比較的そろっています)
  2. 歌詞のない落ち着いた音楽は、はっきりした効果は確認されていないが、害は出にくい
  3. 効き方には個人差があり、「これが正解」はない。子ども本人の感覚が大切

研究の多くは大学生など大人が対象で、小規模なものが目立ちます。中学受験の小学生に、そのまま当てはまるかは、分かっていません。

① 歌詞のある音楽は、妨げになりやすい

  • 背景音楽と、さまざまな課題の成績をまとめた系統的レビュー(2022年)では、歌詞のある音楽は、言葉を使う課題(読解・言語の記憶)を妨げる傾向が報告されています(レビューはこちら)。
  • 大学生を対象にした2023年の研究でも、歌詞つきの音楽は、言葉の記憶・視覚の記憶・読解を妨げる傾向が見られました(論文はこちら)。
  • 理由として、歌詞が、言葉を処理する脳の働きと競合するためと説明されています。

② 歌詞のない音楽は、「効かないが、害も出にくい」

歌詞のない音楽(インストゥルメンタル)は、無音と比べて、成績がはっきり上がる・下がるとは言えない、という結果が多いです。「勉強がはかどる」と感じても、実際の成績は変わらないこともある、という指摘もあります。

③ テンポと落ち着き

  • テンポの速い音楽(約150BPM)は、中高生の読解の成績が低かったという報告があります(74人の研究)。
  • 算数が苦手な中高生で、落ち着いた音楽を流すと、算数の成績が上がったという報告があります(2025年)。
  • 10〜12歳を対象にした古い研究でも、落ち着いた音楽で、記憶と算数の成績がよかったとされています。

全体として、落ち着いた(刺激の少ない)音楽のほうが、勉強に合いやすいという傾向ですが、研究は小規模で、結果もそろっていません。

④ 雑音(ざわめき・ホワイトノイズ)は?

  • 適度な雑音(約70デシベル、カフェのざわめきくらい)が、創造的な課題の成績を上げた、という報告があります。ただし、大きすぎる雑音(約85デシベル)は逆効果でした(2012年の研究)。これはアイデア出しのような課題の話で、暗記に当てはまるかは分かりません。
  • ホワイトノイズ・ピンクノイズは、ADHDの子ども・若者で、小さいけれど意味のある効果があったとするメタ分析があります(メタ分析はこちら)。一方、ADHDのない人では、むしろ少し成績が下がることもありました。

つまり、「雑音があったほうが捗る」は、一部の人・一部の課題で、当てはまるかもしれないという段階です。

⑤ 性格・性別・年齢による違いは?

  • 性格:内向的な人は、歌詞のある音楽で成績が下がりやすい、という報告があります。ただし、性格の理論には否定的な報告もあり、結果は一致していません(関連する論文)。
  • 性別:違いがあるとする研究もありますが、結果が一致していません。人数も少なく、「男の子は〜、女の子は〜」とは言えません。
  • 年齢:年齢を直接比べた研究は、見つけられませんでした。研究の多くは、若い大人が対象です。
  • 曲に慣れているか:よく知っている曲のほうが、新しい曲より、気を取られにくいという報告があります。

「モーツァルトを聴くと頭がよくなる」は?

有名な話ですが、元の実験はうまく再現できていません。効果があったとしても、気分や覚醒度(目が覚める度合い)で説明できる、という見方が有力です(York大学の報告)。

中学受験で、BGMを使うときのポイント

  • 歌詞のない曲を基本にする(読解・暗記のとき)
  • 落ち着いたテンポで、音量は小さめにする
  • 同じ曲を繰り返し使って、慣れてもらう(新しい曲だと、曲のほうに気が向きやすい)
  • 無音・歌なしBGM・雨の音などを、比べて、子どもに選んでもらう
  • 「気が散る」と言ったら、無理に使わない

どれが合うかは、子どもによって違います。本人が「集中しやすい」と感じるものを、尊重したいと思っています。

Suno AIで作ってみたい、勉強用BGM10選

歌詞なし・落ち着いた曲を中心に、用途別に10曲を考えました(Sunoで作る予定です)。

No. 用途 雰囲気 テンポの目安
1 暗記・読み物(集中) やわらかいピアノのローファイ 約70BPM
2 ひと息つく 雨の音のアンビエント 約55BPM
3 計算・問題演習 一定のやわらかいビート 約85BPM
4 朝の勉強 明るいアコースティック 約80BPM
5 夜の復習 静かなピアノと低めのパッド 約60BPM
6 試験前の見直し 落ち着いた弦楽とピアノ 約65BPM
7 国語の読解 ピアノ1台、打楽器なし 約60BPM
8 社会の用語の確認 やさしい和風(琴とピアノ) 約65BPM
9 理科・図形 ミニマルな電子ピアノ 約75BPM
10 気分転換の休憩 軽いアコースティック 約90BPM

実際にSunoで作った曲の一部です(歌なしの、勉強用BGMです)。

Soft Floop

Meditative Rain

Meditative Rain 2

国語の読解には、テンポの速い曲は避けるほうがよさそうなので、7番は、ゆっくりで、打楽器のない曲にしています。

AIで曲を作ってみたい方へ(Suno)

私はSunoを使っています。歌詞や雰囲気を入力すると、曲を作ってくれます。

  • 無料プランでも、曲を作って聞くことができます(商用利用は不可)
  • 有料プランは、ダウンロードできる曲数や、商用利用の条件が決まっています。最新の内容は、公式サイトで確認してください

▼ Sunoの紹介リンク(招待ページ)
Sunoを試してみる(紹介リンク)

※ 招待ページには、招待された方が「10曲を作成すると250クレジットがもらえる」と記載されています(2026年10月時点)。条件は変わる場合があります。

勉強中の音環境に役立つアイテム

音量は、小さめにして、子どもの耳に負担がかからないようにしたいですね。

子ども用ヘッドホン(音量制限つき)

小型のBluetoothスピーカー

まとめ:BGMは「合うもの」を、親子で探そう

勉強中の音楽や雑音は、歌詞なしで落ち着いたものが、無難という傾向がありますが、効果は人や課題によって違い、はっきりした正解はありません。研究も、大人を対象にした、小規模なものが中心です。

だからこそ、子ども本人が、集中しやすいと感じる音を、親子で探していくのが一番だと思います。

「うちはこの音が合った」という体験があれば、ぜひ教えてください。

※ この記事に掲載している曲は、AI(Suno)で作成したものです。

写真:Unsplash(Fa Barboza)

【免責事項】この記事は、一般的な情報の提供を目的としており、特定の効果や成果(成績の向上など)を保証するものではありません。研究・制度・料金・サービスの内容は、変更される場合があります。最新の情報は、公式サイトなどでご確認ください。