「なんでこれ買ったんだろう?」が口ぐせだった私へ。
ある日ふと、「この一週間で思い出せる買い物っていくつあるだろう?」と自分に問いかけてみました。
コンビニで買ったスイーツ、なんとなく買った服、まとめ買いした日用品…。
でも、心に残っている買い物は、ほんのわずか。
「え、それってもったいなくない?」
そう思ったことが、私の心とお金の整理術の始まりでした。
■ なぜ、記憶に残らない消費はもったいないのか?
お金は時間と同じくらい大切な資源です。
でも私たちは、つい気軽にお金を使ってしまいがち。
特にスマホひとつでポチっと買い物ができる今、「買った」という行為すら忘れてしまうことも。
記憶に残らない消費は、感動も満足感もないまま、お金だけが消えていきます。
しかも、その「無意識の消費」が積もると、家も心もごちゃごちゃに…。
■ 私が始めた「心とお金の整理術」5つの習慣
1. 「買ってよかった日記」をつける
毎晩、今日買ったものの中から「心が動いたもの」を1つ書くようにしました。
・家族と食べた季節のフルーツ
・娘が「かわいい!」と喜んだ文房具
・ふと立ち寄ったカフェで飲んだカフェラテ
これを記録することで、「心が動く消費とは何か」が見えてきました。
2. 「レシート仕分け」で見える化
毎日のレシートを3つに分けます。
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記憶に残る買い物
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無意識の買い物
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反省した買い物
反省が多かった日は、少し落ち込みますが(笑)、次の日は意識が変わります。
このシンプルな仕分けが、感情と財布を整える第一歩でした。
3. 「ワクワクリスト」を作ってから買う
「必要だから」ではなく、「これがあるとワクワクする!」を基準に買う練習をしました。
たとえば、同じ500円でも、
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なんとなく買ったコンビニスイーツより、
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子どもと一緒に作るパンケーキミックスのほうが、心に残るんです。
買う前に一呼吸、「これは私のワクワクに繋がる?」と聞くように。
4.「SNS映え」から離れてみる
インスタで見たから買う。流行っているから欲しくなる。
私もよくありました。
でも、それが本当に自分の心を満たしているか?と考えたとき、答えはNOのことが多かった。
「誰かの真似」ではなく、「私だけの選択」を意識して、買い物の軸が変わりました。
5.「捨てる」ことで見える感情の整理
買ったけど使っていない物、眠ったままの雑貨…
思い切って手放すことで、「なんでこれ買ったの?」と向き合う時間ができます。
捨てるのはもったいない。でも、その経験が次の買い物のヒントになるのです。
■ 整理してわかったこと
この習慣を半年ほど続けて、私が感じた変化は3つあります。
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お金が貯まり始めた
衝動買いが減って、自然と残るお金が増えました。 -
家の中がスッキリ
無駄なモノが減ると、掃除も心もラクになります。 -
「満たされた感覚」が残るように
心が動く消費は、金額に関係なく満足感が長く続きます。
■ 最後に:消費を「記憶」に変える生き方
「買ってもすぐ忘れるもの」に囲まれて生きるより、
「買ってよかった」と何度も思えるものに囲まれて生きたい。
それは、贅沢ではなく、「丁寧な選択」から生まれます。
心とお金、どちらも整うと、生き方がぐっと軽く、明るくなりますよ。
今日の買い物、あなたの記憶に残っていますか?